限られた時間の中で - 恋空の感想

携帯小説でフィーバーしていたので、私はお友達に勧められてまずは小説を読んでいました。私は小説というのはあまり得意ではなかったので実写化はかなりテンションが上がりました。ヒロが本当に小説のイメージと一致していてとてもカッコイイです。ヒロは美嘉の携帯を盗んで電話帳のデータを全て消してしまったりと時に凄く強引な事をするのですが、一瞬腹が立ちますが、ヒロの言う言葉、考え方はとても共感できました。ヒロが夏休み中毎日美嘉に電話をかけるシーンも大好きです。美嘉は全く顔を知らないヒロに段々心を開いていくのですが、電話だけでそんな気持ちにさせてしまうヒロにキュンとなりました。お互いの好きな曲や好きな食べ物や、今何してるとか他愛無い会話が見ていて羨ましくなりました。夏休みが明けてヒロと対面して美嘉は初めはヒロに近づこうとしませんでしたが、ヒロの見た目とは違う優しい一面に惹かれて恋をしていきます。ヒロは本当に男の中の男という感じがしました。色々と波乱なシーンがありますが、その度にヒロは美嘉の事を凄く大切にしているのだなと感じました。美嘉へのアプローチの仕方は不良的な所もありましたが、純粋な美嘉を大切にしたいという姿勢が伝わってきました。ヒロの見た目は金髪で不良ですが、ヒロの発する言葉はいつも純粋で、愛くるしくなる時があります。そのシーンも必見です。ヒロと離れてしまう期間があってそこは本当にもどかしい気持ちになりますが最終的にはヒロと美嘉はまた愛し合う事ができるので満足でした。しかしヒロが病気になっていて、2人に残された時間は短く、ヒロがこの世を去ってしまった時、ヒロの美嘉に対する思いの大きさや美嘉の思いが凄く伝わってきて涙がとまりませんでした。ヒロがいなくなって美嘉は落ち込んでしまいますが、いつの間にか強い女性に成長しているのも見どころだと思います。