アンドロイド目線の様々な感情ストーリー - カラクリオデットの感想

博士が作った人型ロボット（アンドロイド）が人間の少年に出会ったことで人間になりたいと強く思うようになっていき、学園生活を送ったり、友だちと青春を学んだり、恋をしたり...人とは違うということを痛感させられたりしながらも、いろいろなことを学んでいく物語。ギャグ要素もありつつも、きちんと一つ一つ考えさせられる内容のストーリーとなっていてすごく読みやすく心打たれる漫画だと思います。

オデットのことをいつもめんどくさがりながらも最終的にはサポートしてくれる不良チックな男の子がとても大好きで、オデットとぜひ恋してほしいと願いつつも、オデットはアンドロイドだから無理なのか！？と自問自答しながらいつも続きを読んでいました。最終巻に近づくにつれ、いろいろと考えさせられる部分がたくさんとでてきて、一話一話いろいろなことを思いながら読んでいました。人間とアンドロイドでは何が違うか、どうしたら共存していけるのか、アンドロイド目線の感情などなどいろいろな場面でいろいろな考察ができる漫画です。

少女漫画としては恋愛要素は少ないですし、たまにでてきてもときめきというよりは考えさせられる恋愛になるため普通の少女漫画と違うときめきは少なめです。