サブカルすぎるくらいのサブカル漫画
読み終わって最後に、「おいっ!結局モテないのかよっ!」
って言いたくなるけど、でもでも何度読んでもやっぱり面白い。
藤本幸世が振り回されている感じがたまらない。小宮山夏樹の小悪魔感、島田のダメ男感が妙にリアル。
いるいるああいう子って読んでてほくそ笑んでしまう。土井亜紀のいい女感もたまらない。
そして何と言ってもこのサブカル感。久保ミツロウ先生らしさが出てますね。
また所々に、幸世のタイムスリップ描写があったりしてただの恋愛コミックで収まらないところが
個人的にめちゃくちゃツボです。あと、巻末のミツロウ先生の小話お勧め、女性だと気付かせない妙な書き方も素敵です。
女性だと知らなかった人、小話飛ばした人は是非読み返してほしい。
九州出身者は「ふふふっ」となるローカルネタも含まれています。
幸世の地元は九州出身、ミツロウ先生の地元長崎と思われる描写がリアルでたまらないです。
作品内に出てくる音楽もドンピシャでたまりません。ザ・サブカル!
邦楽ロック仲間にはひたすらモテキすすめています。ゴイステ、ハイスタンダード、フラワーカンパニーズ世代にはとても好評です。
余談ですけど、ELLEGARDEN好きにも。いつかちゃんが一瞬名前だします。「おおおお!わかってる!」ってなります。
あとperfumeファンとモノノフにもイチオシしてます。笑
ドラマや映画でも忠実に再現されていて最高。ぜひ合わせてみてほしい。
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