ただの・・薬売り、ですよ。
アニメを原作に漫画化された作品。最初から最後まで本当に 薬売り でした。
絵柄は和風ですが重く、暗くならないよう艶やかな柄を誂えてあるのでカラーで無くても色を感じさせる。そして主役の薬売り、一目惚れ率高し!です。本人は「人間」と行っていましたが、尖った耳、犬歯など明らかに混ざってるだろ!と思うのですが・・・。主役なのにあまり語らず出番も少ない・・・。顔には隈取、女物の着物を着いるので色っぽい。ものの怪を切るために現れ、ものの怪の形を知り、そのものの怪を成した関係者から誠、理を聞く事で抜く事が出来る 退魔の剣を使いものの怪を切る。(この時、薬売りの姿が変わるのだが、同一人物なのか入れ替わりなのかは不明)しかもものの怪の理も聞くのでどちらの味方なのかも不明。化猫では切ったはずの猫が取り憑いていた屋敷から花嫁と共に嬉しそうに出て行く姿を見て本人も驚いてるし。先に 化猫を読んでから 海坊主を読んだほうが良いです。登場人物との繋がりが見られるので。 海坊主も変わらず語らない、出番も少ない。そして謎掛けで終わる・・。
コミックゼノンで連載していた 座敷童子もアニメ終了からだいぶ経っての連載で、妊婦さんはトラウマになりそうなのでお勧めしませんが、ものの怪の理が一番泣ける作品です。が、ここまで描けるなら是非新話を!と欲を言ってしまします。
どれをとっても薬売りは薬売りでしかなく、なのに謎が多く、ヒントもない。気になるけど、知りようもない焦れんまに何度も読み返し、取り憑かれ私がものの怪になりそうな作品です。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)