物議を醸した問題作
ストーリーを簡単に述べると、アフリカのヴィクトリア湖はかつて「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるくらい多様な生物が生息したのですが、そこに巨大な肉食魚ナイルパーチが放流されたことで、どんどん繁殖し、周辺にはナイルパーチの加工産業が発展し、潤っていった。 しかし、そのおかげで湖の環境は悪化し在来種は絶滅の危機へ、加工品も結局は他国へ輸出してしまい、住民はその残骸を食べるという貧困のまま。 不衛生でお金もなく、売春やエイズ、ドラッグが横行してしまう。 更に、このアフリカと欧州との経済関係において、欧州が飛行機で武器を輸出し、帰りにナイルパーチの加工品を持ち帰っているという証言もあり、そのような内容がドキュメントとして記録されている。 しかし、内容が事実と異なるとして、駐日タンザニア大使から抗議があったり、アフリカに詳しい専門家や文化人からも疑問の声が上がったという。 ナイルパーチがすべての原因かのような書き方も事実と異なる。 単に欧米人を非難したいがために製作されたものだったのだ。 ドキュメンタリーといいつつ、実際と違うことを描いているのであれば、俺の大嫌いなモキュメンタリー映画『ブレアウィッチ』、『ラストエクソシズム』、『REC』、『パラノーマルアクティビティ』、『クローバーフィールド』とかと同類だな。
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