超訳百人一首 うた恋い。の評価
超訳百人一首 うた恋い。の感想
平安時代のイケメンとツンデレの織り成す恋愛ストーリー
平安時代がよくわかる恋愛マンガ百人一首というとカルタ遊びや、学校で覚えさせられたというくらいしか思い入れがないのですが、私でも読める恋愛短編ストーリーです。31字の中に込められた恋のうたをマンガで表現しています。主人公というよりストーリーテラーのような存在の藤原定家を見ているだけで、思わず不気味な微笑みをかましてしまいます。衣装のきれいさも抜群です。もしこのマンガが現代に完全に置き換えられて、普通に現代の洋服着てたら、こんなに色気のあるロマンチックなイラストにはならないと思います。平安時代のきらびやかな世界観がとても素敵なマンガです。しかし、恋愛といいつつエロ多めな感じがします。イケメンと駆け落ちしたい欲望と現実在原業平と藤原高子との恋愛、そしてちはやぶるから始まる歌が最初の話です。けっして成就しない恋。ありきたりな物語だけれど、どうすることもできない時代で受け止めるしかない。この歌に...この感想を読む