シャカリキ!のあらすじ/作品解説

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シャカリキ!

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シャカリキ!の評価

総合評価
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文章力
5.005.00
ストーリー
4.504.50
キャラクター
5.005.00
設定
4.504.50
演出
5.005.00

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シャカリキ!の感想

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愛し狂う才能

曽田正人の描く孤高の天才、その1は、坂バカめ組の大吾、昴、針の振りきれた天才を描かせて右に出るもののない少年漫画家・曽田正人。彼の初期長編連載となる本作の主人公・テルは「自転車」で「坂をのぼる」、そんな誰しもがもつ体験を原点に、ロードレースの頂点めざして文字どおりのぼりつめてゆく。その男子、無口、無愛想、無比本作の魅力はなんといってもテルの強烈なキャラクターである。イケメンでもやれやれでもオラオラでもなく、アクティブでもクールでも熱血でもなく、やさしくもない。男子性…幼児性の派生語としてむりやりそんな造語をこさえるとして、男子性の塊とでも呼びたいような、憎たらしくも憎めないやつだ。テルが体現する男子性は、やんちゃな腕白小僧タイプのそれではなく、偏執的なまでに一途で、残酷なほど妥協を知らない、昆虫博士や人間時刻表のかもし出すアレの系譜だ。教室のすみで自分の世界に没頭しきって帰ってこない彼ら...この感想を読む

5.05.0
  • すり身すり身
  • 97view
  • 2004文字
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