子供だって大人になる のあらすじ・作品解説
集英社出版の雑誌クッキーに平成20年8月号より同年の11月号まで連載された、子供だって大人になるは、サトーユキエ氏により単行本化もされたマンガである。 進学のために上京をした直。直は家業を継ぐために故郷に残り、生活をしている初恋の相手、讓をまだ忘れることができず、久しぶりにふる里へ戻り、讓と再会し、気持ちがまだある恋心に気が付いた。しかし、讓は直に幼なじみの鈴との結婚を報告し、突然の失恋にショックのあまり東京へと帰ってしまう。 東京へと戻った直を訪ねてきたのは、初恋の相手である讓の婚約者鈴と、讓の弟である行生である。二人は直の家に居座り、不思議な生活を描いたストーリーである。 子供だって大人になるは、好意を抱く相手に気持ちが伝わらない、もどかしくて切ないと言った根本的な恋愛模様ではなく、初恋の相手をどう忘れることが出来るか、叶わない恋への終わりをテーマにしている為、すがすがしく読み切ることが出来る作品である。