ジュリエットの卵のあらすじ/作品解説

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ジュリエットの卵

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ジュリエットの卵のあらすじ・作品解説

ジュリエットの卵は、吉野朔実の代表作にあげられる日本の少女漫画作品である。1988年から1989年に、集英社の「ぶ~け」に連載され、単行本はぶ~けコミックスより全5巻(小学館文庫からは全3巻)が刊行された。 主人公である飴屋蛍は、千葉の美術大学に通う女子大生。稀有な美しい容姿を持つ彼女には、同じく美しい双子の兄の水(ミナト)がいた。二人は兄弟だが、互いに愛し合う恋人同士でもあった。自分と同じ蛍という名前を持つ母親は兄である水だけを溺愛し、蛍には関心を示さない。故郷の金沢に残した水を思い寂しさに耐える蛍。水もまた同じであったが、蛍は隣人の下田游一に出会い、彼に触れることで徐々に外の世界の美しさに気づき始める。蛍との美しい世界をひとり温め続ける水は、しだいに狂い始めて行く。「少年は荒野をめざす」で描かれた双子というテーマを昇華させた話題作であり、ジュリエットの卵とは、かえらない卵という意味である。

ジュリエットの卵の評価

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