プラム・クリークの土手での評価
プラム・クリークの土手でについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
プラム・クリークの土手での感想
どんな困難も人と人の絆があれば乗り越えられる
開拓時代のアメリカを舞台にしたローラの物語の3作目です。2作目でインディアン居留地を後にしたローラ一家は、カンザス州、ミズーリ州、アイオワ州を抜け、はるか遠いミネソタ州で暮らすことになります。最初の家は、なんとクリーク(小川)の土手の中! それだけでも、ワクワクするような響きを持っています。ここでも、ローラたち家族は自然と共存し、畑を耕し、家畜を飼い、家族や隣人と助け合って生きていきます。しかし、彼らをイナゴの大群が襲い、作物は全滅してしまます。家族を養うために、遠く出稼ぎに行かなくてはいけなくなりました。初めて家族が離れ離れで暮らす不安を感じる子どもたいを母親が気丈に支えます。そして、大黒柱のいない一家を隣人たちも何かと力を貸してくれます。このシリーズを読んでいると、人と人の絆の大切さを改めて実感します。