救済と呪いのあいだには、本質的なちがいなどなにひとつありはしない、と。
ポール・エッジコム
グリーン・マイルのあらすじ・作品解説
「グリーンマイル」は、スティーブーンキングによる長編小説である。1996年に発表された。 タイトルは、獄中から死刑執行台へ向かうまでの緑色の道のことを示している。 死刑囚が多く集まる刑務所の看守であった主人公が、当時の事を文章に書きつづっている形式の小説である。主人公は、ある日、双子の少女の強姦殺人の罪で、コーフィという囚人を迎え入れる。コーフィーは生き物に触れることでその生き物の病気を治す不思議な力を持っていた。自分の病気や刑務所に住みついているネズミの怪我を治す様子を見た看守らは、コーフィーが本当に事件の犯人であるかを疑うようになる。やがて、新たに送られてきた囚人が真犯人であることが判明するが、冤罪を覆すことができず、またコーフィー自身は死を選び、主人公の手で死刑執行されることとなる。 1999年にアメリカで映画化された。
グリーン・マイルの評価
グリーン・マイルの登場キャラクター
ポール・エッジコム
グリーン・マイルの名言
ポールは妻の死に直面して、自ら刑を執行した死刑囚に助けを求める。
人間誰しも死という荷物を背負っており、それに例外がないことはわたしも知っている。しかし……ああ、神よ、ときに〈グリーンマイル〉はあまりにも長すぎる。
ポール・エッジコム
（死刑囚が歩く道)を人生をたとえて。ポールは一人だけ贖罪で長すぎる生を歩むことになった。
