Psycho-Pass(サイコパス)の評価
Psycho-Pass(サイコパス)についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
Psycho-Pass(サイコパス)の感想
自分の意志はあるか
常守朱の意志治安維持に当たるのは公安局という高い犯罪係数を持った実働部隊の執行官と執行官を監視、指揮する監視官からなるチーム。シビュラシステムと呼ばれる完璧な公平性と先見性により日本は秩序と安寧を保っている。そんな中で主人公の常守朱はシビュラの適性を受け公安局の刑事課に勤めることとなる。配属初日から事件に関わるがそこで経験するのはシビュラシステムと自分の価値観の違い。一定の犯罪係数を示した者は「潜在犯」と呼ばれ、さらに更生の余地なしと見られた者には死の鉄槌を下す。シビュラシステムの言うことは絶対という世界の中で、不可視の存在のものに自分たちの意志が介入する余地のない事に朱は違和感を覚える。実際、事件で被害にあった女性がひどく混乱している時、シビュラが下した判定は麻酔銃で眠らせよ、との判定。だが朱はそんな乱暴なことをせずとも話をして落ち着かせれば良いと判断する。シビュラの判断が全てではな...この感想を読む