クローバーフィールド/HAKAISHAの感想一覧
映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
おもしろかった~!
私的には、ドツボにはまった面白い映画でした。 登場人物目線で撮られるカメラは、たしかに少し見づらい部分もありましたが、自然で違和感なく臨場感あふれていて迫力があったと思います。 結局、あの怪物は何者だったのかわからずじまいでしたが、ぜひとも続編を作っていただいて観たいなあと切実に感じています。 大きい怪物も怖いのですが、やはり一番はそこからでてくるあの小さい怪物でしょうか。 あれにやられたあとの人間がどうなるのか・・・真相はわかりませんでしたが、恐怖を覚えました。 ただ、食われるとか襲われるんじゃなくて、そのあとの人間の変化が・・・え?ってなります。 謎も残るばかりだし、救われない映画だし、やはりこのままでは終われないという感じですかね。
映画ではないので注意!
この作品は賛否両論です。映画だと思ってみる方は注意した方がいいかもしれません。映画というより記録映像(資料)を見ているような感覚になります。映像はハンディーカムで初めから最後まで切れることなく写し出される映像を見るというものなのですが、BGMもなく、もちろん手振れもひどく、素人同然のカメラワークです。ドキュメント映像でパニック感を演出しているのでしょうが、私は気分が悪くなり、とても見ていられなくなりました。また下手な人がカメラを回すと、決まって見たいところを外されますよね?そんなもどかしさもあり、みていてイライラしてしまいます。作品的に面白い試みだとは思いますが、見る人をかなり選ぶ作品でもありますね。
HAKAISHA
本作はモキュメンタリーと呼ばれる疑似ドキュメンタリー風の映画の一つです。突如として謎の怪獣に襲われる事となったニューヨークを舞台に、逃げ惑う市民の姿を描いたモンスターパニック映画となっています。モキュメンタリー映画ですので、基本的に映像は不鮮明なハンディカメラによる撮影となっており、画面揺れが激しくおこりますので、苦手な方には少し辛いと思われます。モキュメンタリーといえば、製作費が控えめなイメージがあるので映像技術にはそこまで期待はしていなかったのですが、意外としっかりとしたCG合成によって、不鮮明でチラ見せ程度だったりはするものの、きちんと怪物の姿を見せてくれたりと、楽しませてくれました。むしろ、モキュメンタリーだからこその見せ方といった感じで好感のもてる映画だったのではないでしょうか。続編も検討されているそうですが、次回作があるとするならモキュメンタリーではない作品としてぜひ観てみた...この感想を読む
パニックFPSの凡作
ハンディカメラで撮られた主観映画の流行に伴い作られた、ジャンルの一つの代表格といえる作品です。感染パニックなのか、怪獣映画なのか、災害パニックなのか。ごちゃ混ぜにした感じを、いい意味で捉えられれば、なかなか面白い映画だったといえるかもしれません。最後まで、町で暴れるHAKAISHAの正体がわからなかったのは、演出としても微妙な感想ですが、自分たちの周りで何が起こっているのかずっと理解できず、苦しみながら逃げ惑うさまを主観で見せつけられるのは、パニック映画としてなかなかの表現でした。吹っ飛ぶ自由の女神像など、ハンディカメラながらド迫力の映像は興奮もの。深く考えずに、主人公たちへ感情移入できれば、本作を楽しみきることができるでしょう。