狐怪談のあらすじ・作品解説
女子校を舞台にした女校怪談シリーズの第3弾で、2003年に公開された韓国のホラー映画。監督は本作が長編第1作となるユン・ジェヨン。 女子高の裏手にある28段の階段は、登りながら願をかけ29段目が現れると願いが叶うという噂があり、”狐階段”と呼ばれていた。けれど、苛められっ子ヘジュが狐階段に願をかけ別人のように痩せたことから、噂は真実だと評判になる。一方、バレエ科に通うジンソンとソヒはどちらも美しく親友だが、天性の才能でいつもトップになるソヒをジンソンはひそかに妬み、狐階段に願をかけ、トゥシューズにもガラス片を仕込む。ソヒはその後階段から転落、2度と踊れない体となってしまう…。 70年代のバレエ少女漫画風だが、バレエシーンは美しく恐怖シーンも多い佳作である。ジンソンを「霜花店(サンファジョム)運命、その愛」のソン・ジヒョ、ソヒを「宿命」のパク・ハンビョルが演じている。ヘジュ役の「重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!」のチョ・アンも冒頭おデブのフルメイクで健闘している。