キタキツネ物語のあらすじ・作品解説
1978年に公開され、観客動員数230万人という大ヒットとなった日本の動物ドキュメンタリー映画。監督/脚本は「南極物語」「青春の門」の蔵原惟繕。音楽は「戦争と人間」の佐藤勝、歌は町田義人、朱里エイコ、ゴダイゴ。モノローグは「ウルトラマンレオ」の大林丈史、朱里エイコ。ナレーションは「南極物語」の岡田英二。2013年には未公開部分を含めて再編集、高画質化され、声の吹き替えなども加えられた「キタキツネ物語 35年リニューアル版」が公開された。 北海道、冬のオホーツク沿岸。キタキツネのフレップは闘いの末、美しいレイラと結ばれる。春になり、ルッサム、レプン、ヌプリ、シニカ、チニタという5匹の子ギツネの親となった2匹。けれど、盲目のチニタはほどなく命を落とす。また、フレップが牧場の鶏を襲った際、レイラが罠にかかり、フレップの必死の攻防で一旦逃がしはするもののほどなく死亡する。その後、父きつねフレップが、狩りの方法などを厳しく子ぎつねたちに教え込み、巣穴から追い出すという子別れの時期を迎えるが…。
