ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明のあらすじ・作品解説
1991年公開、中国に実在した英雄、医師で武道家の黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)を描いた中国の時代劇アクション映画。シリーズ全6作中、ツイ・ハーク監督によるリー・リンチェイ(ジェット・リー)主演の3作品中の第1作。 清朝末期の広東で町医者と拳法道場を兼ねた宝芝林(ポーチーラム)の主ウォン・フェイフォンは、西洋の侵略に混乱する人々の中で、地回りの暴力団が外人組織と結託、カンフーの達人イムを抱き込み、悪事をはたいている事を知り、彼を慕うエイとソー、フゥとともに戦いを挑むが…。 コミカルな展開、獅子舞(ウォンは獅子舞の名手でもあった)や勧善懲悪のカンフーを存分に楽しめる爽快大活劇である。中でもリンチェイ扮するウォンとヤム・サイクン扮する強者イムの梯子を使ったカンフー対決は最大の見せ場である。 ヒロインイーには西洋的美貌のロザムンド・クアン、人情味あふれるソーのジャッキー・チュン、エイのケント・チェンも欠かせない存在であり、フゥには日本でもおなじみのユン・ピョウも出演している。