汚れた顔の天使のあらすじ・作品解説
汚れた顔の天使は、1939年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「肉の蝋人形」「カサブランカ」「ホワイト・クリスマス」のマイケル・カーティス。脚本は、ジョン・ウェクスリー、ウォーレン・ダフ、アンクレジット他。音楽は、「スタア誕生」「風と共に去りぬ」のマックス・スタイナー。出演者は、ジェームズ・キャグニー、パット・オブライエン、ハンフリー・ボガート、アン・シェリダン。 二人の少年ロッキーとジェリーは貨物列車で盗みをしようとして失敗し、ジェリーは逃亡するがロッキーだけが警察に捕まってしまう。15年という長い月日が流れ、ロッキーはようやく釈放されて帰郷する。ジェリーは牧師になり、貧しい少年達が道を外さないように指導していた。ロッキーは街の裏の世界と通じるようになり、少年達がロッキーに憧れを抱くようになる一方で、ジェリーは街を浄化するために不正を暴こうとしていく。 善と悪とは何かを問うヒューマン・ドラマである。 ニューヨーク映画批評家協会賞にて主演男優賞を受賞した。