ホット・ショットのあらすじ・作品解説
「ホット・ショット」は1991年アメリカ公開のコメディ映画である。ストーリーの奇想天外さ、ありえないシーン、また他の多くの映画のパロディが込められており、映画ファンには笑い所たっぷりで細部まで楽しめる作りになっている。監督・脚本はジム・エイブラハムズ。主演はチャーリー・シーン。あらすじは、アメリカ海軍のパイロットだった父を不名誉な事故で亡くし、精神障害となり、インディアンの先住民部落に暮らすトッパーだったが、特殊任務を与えられ軍に復帰。変わり者が集められたチーム「寝ぼけイタチ」なるコードネームでの作戦は、過酷な訓練と次々と起こるアクシデントで失敗に導かれながらも、最後はトッパーの活躍で任務遂行となったのだった。随所に地獄の黙示録をはじめ、トップガン、ダンス・ウイズ・ウルブス、ナイン・ハーフ、愛と青春の旅立ち、といった80年代の名作といわれる映画のパロディが織り込まれ、チャーリー・シーンの真面目な演技が逆におかしみを引き立てる傑作である。