沈黙の要塞のあらすじ・作品解説
『沈黙の要塞』は、1994年にアメリカで制作された映画である。スティーヴン・セガールが初監督・製作・主演の三役を務めた。最低の映画を選ぶ、ゴールデンラズベリー賞監督賞を受賞している。厳寒のアラスカの大地を舞台に、巨大企業の陰謀に挑むタフガイの活躍を、環境保護テーマも盛り込んで描いたアクション映画である。 アラスカにあるイヌイット湾に巨大な石油コンビナートを持つエイジス石油会社の採掘所が炎上していた。石油炎上事故消火の専門家フォレスト・タフトは、その事故の被害を最小限にし最悪の事態から脱した。その事故に不審を抱いた同僚パーマーはエイジス石油会社の不正の証拠をフォレストに見せようとするが、その前にエイジス社の手先によって殺されてしまう。私欲のためなら自然破壊もいとわない社長のジェニングスの陰謀を知ってしまったためフォレストも命を狙われることになるが、臆することなく巨大企業に立ち向かっていくのだった。