青春カーニバルのあらすじ・作品解説
「青春カーニバル」は1964年のアメリカ映画である。エルヴィス・プレスリー主演の映画として16作品目にあたる作品。エルヴィスの歌12曲が惜しみなく使われ、その歌声とともに、エルヴィスの生き生きした時代を代表するような一作となっている。ファンならずともその歌唱力を満喫でき、アルバムはその年のヒットアルバムとなっている。原題は「Roustabout」。監督はジョン・リッチ。ストーリーは、空手が得意でオートバイを華麗に乗りこなすシンガー、チャーリー。働いていた店を客との喧嘩で辞めてしまい、偶然出会った旅回りのカーニバル一座に加わることになる。その歌声でたちまち客の人気を博したチャーリーだったが、一座は倒産寸前の状態だった。一座の娘キャシー(ジョン・フリーマン)と恋に落ちるチャーリー。だが、母親の座長(バーバラ・スタンウィッグ)の反対、対抗するカーニバルとのイザコザでトラブルに巻き込まれていく。エルヴィスのエンタテーナーとしての魅力と実力派女優の演技力が光る、青春歌謡映画。