白いドレスの女の評価
白いドレスの女についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
白いドレスの女の感想
狂おしいほどの妖しさと流麗なタッチの映像が観る者のハートを熱くする、官能美あふれるサスペンスの秀作 「白いドレスの女」
この映画の原題は「BODY HEAT」。この映画の素晴らしさは、全てこの言葉に集約されていると思う。我々観る者のハートを熱くさせるほどの官能美が、この映画の全編を通してたち込めているのです。この「白いドレスの女」の作品の完成後、監督、脚本のローレンス・カスダンは会心の笑みを浮かべたに違いありません。舞台となるのは、真夏のフロリダ。事件の起こったその年の夏は、特に蒸し暑かったという、滑り出しの設定が抜群にいいと思います。主人公の弁護士(ウィリアム・ハート)は、親友の検事とともに、いきつけのコーヒー・ショップで、暑さを嘆いていた。原題は「BODY HEAT(熱く火照った体)」だが、滑り出しのこのシーンが、この映画のラストを暗示します。暑さに耐えきれず、涼しさを求めて海岸の野外コンサートに出かけた弁護士は、そこで白いドレスを着た女と出会います。栗色の長い髪の毛をした女(キャスリーン・ターナー)は、弁護士を誘うかのよ...この感想を読む