執事様のお気に入りの感想一覧
漫画「執事様のお気に入り」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
なかなか進展しないから困る
身分違いを感じさせない恋よくあるテーマ。それを超えてお付き合いするのが醍醐味である。しかし、8巻すぎるまで全然身分違いを感じさせない…というか恋に気づいていないからやきもきする。ヒロインの氷室良も、ヒーローの神澤伯王も、相手がどんな人であろうと身分で対応を変えようとはしない2人である。一切の見返りなく、ただ一緒にいて、楽しく過ごしていく2人。ただそばにいてくれる存在は、お家柄的に伯王にとってはかけがえのない存在。恋に変わっても仕方がないのだ。庶民育ちの良は、金持ちお嬢様学校に通っているとは考えずに、元気いっぱいに過ごしている。誰かが大変そうなら助けるし、頼まれたら精一杯期待に応えようとがんばる良。いい子。最初から最後まで、ずーっと毒がなくい続けた珍しいヒロインだ。余計なことは考えない、感情がそれを選ぶし、それが正しいと信じるから動ける。こういう気持ちって大事だ。時には間違っていることもあ...この感想を読む
お金持ちは窮屈なのか?
貴族と庶民の組み合わせどちらか一方が貴族(金持ち)、どちらか一方が庶民という組み合わせはよくありますよね。で、テーマになるのはその壁を越えれるのかということ。この物語では、神澤伯王(すげー名前だなと思う)という金持ちの息子と、氷室良(ずいぶんと男っぽい名前…)という実は金持ち一族の血を引いていたのに庶民の家で育った女の子の、ロミオとジュリエット的な話に仕上がっています。良は、駆け落ちした両親を失い、金持ちだった祖父母に引き取られて、金持ちお嬢様しか通えない学校に通うことになりました。前向きで、毒がなくて、両親のもとに生まれたことや祖父母のことを誇りに思っている優しい女の子。誰かに頼ってばかりじゃなくて、できることは自分でやる。それが伯王との偶然の出会いから、恋が始まっていきます。伯王はとても努力家で、自分の親に頼って生きるのではなく、自分の力を試したくて執事の学校に通うことにした男の子...この感想を読む
ありがちなイケメン執事の話
だけど‼︎ありがち設定なんだけど‼︎なんでかね、りょうちゃんを応援したくなるってか、それは恋だよ‼︎好きってことなの!ってもうね言いたいし、漫画に向かって言っちゃうよね。白王もさ、もう笑顔が違うんだもん。専属だからってそんな特別扱いしたら皆好きになるでしょーがよおおおおお!ってさ。明らかに読者的にはお互い好きだろうがって、分かるの‼︎分かるんだけど、たまに女の邪魔がはいったり、専属の執事を外されたりすんだけどさ、もうね好きなの‼︎2人はそんな事じゃ離れないの!ってドキドキしながら見るっていうより絶対の自信があるのよ。この2人くっつくから大丈夫だという自信が。本当だったら一般人と由緒ある家柄の人間なんて価値観違いすぎてどんなにお互いいい人でも合わないと思うんだけどねー。でもやっぱりそこが漫画よねー惹かれ合うのよねー!んでよくやってる、甘いもの食べ過ぎだから控えます。ダイエットしますという流れ...この感想を読む
超セレブ高校双星館学園
花とゆめに現在も連載中の伊沢玲先生と津山冬先生による学園+執事漫画です。超セレブ高校に入学することになった元庶民の氷村良と超セレブでありながらあえてBクラスに通う神澤伯王との関係などをメインに描かれたお話です。氷村のLクラスらしくない振る舞いが周りのLクラス生や伯王、伯王の執事である庵や隼斗を少しずつ変えていくところに面白さを感じつつ、執事とお嬢様としての関係にきゅんとしたりうらやましいなと思ったりもします。お金持ちのご子息、ご息女が通うLクラス、完全実力主義の執事養成コースBクラスがある双星館。さらにはLクラス生との専属契約を結びただ1人に忠誠を誓う専属執事という制度もあります。イラストは少女漫画らしく少し目が大きめだったり目の縁が濃い目になってることがちょっと気になるかなと思いますが、基本的にはきれいに描かれています。執事ものが好きな私が楽しめる作品です。