ピアノの森の評価
ピアノの森についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
ピアノの森の感想
阿字野とカイの成長の物語
過去は未来のために序盤の小学生のうちは、カイと修平の複雑な心理面がメインに描かれていきます。カイはピアノが大好きなだけ。森の端で唯一自分に与えられたピアノという遊び道具。気づいた時にはそこにあった森のピアノ。毎日毎日、自分の好きな音楽を弾き、耳コピを覚え、敢えて重くなっていた阿字野特性ピアノで指の力が磨かれていく。気づいた時には、ものすごい能力を持っていた…そんなカイが、修平というピアノ英才教育の塊みたいな転校生と出会い、そして音楽教師の阿字野と出会い、ピアノを真剣に弾く練習を始める…なんか、ストーリーがほんとに豊かですよね。才能に努力をプラスし、世界の高みまで登っていく。カイがすごくかっこいいし、修平が憧れながらも自分のピアノとの差を感じて恨む気持ちもすごくわかる。修平がいなかったらカイはピアノに向き合ってないし、カイがいなかったら修平は親が強制するだけのピアノを捨ててしまっていたか...この感想を読む