反逆ののろしのあらすじ・作品解説
反逆ののろしは、１９９５年１月２０日に発売された、双葉社出版の漫画である。 ギャグ表現の実験室的単行本で、４０ページまでは文字が１つもない。笑う笑わないは読者の自由とし、不条理を超えた”未知の笑い”を追求する作者と共有できる時間が楽しい漫画と位置付けられている。実際に、手に取ってみるとわかるが非常にシュールなこれまでにない構成となっている。それ故に、読者からの評価も様々である。例えば、意味がわからないなどの消極的な意見もあれば、読み直せば読み直すだけ面白さが若手くるなどのポジティプな意見もある。４０ページまで文字が１文字もないことであるが、これは、絵だけがそこにあることで、読者に想像力を働かせる仕掛けである。読者が十人いれば、十通りの解釈が出来るのである。更に、ギャグ漫画は、一般的に文字が多い傾向だが、そこを逆手に取ることで、読者にワクワク感をもたらしている。約２０年前に出版されたこの漫画だが、今読んでみてもそのワクワクは色褪せないだろう。
