みんなあげちゃうのあらすじ・作品解説
「みんなあげちゃう」は弓月光(ゆづきひかる)によるマンガ作品。「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に1987年まで連載された。コミックスは全19巻が発行されている。 メディアミックスとして、1985年には実写映画化(にっかつ、金子修介監督)のほか、1987年にはTVドラマ(フジ系月曜ドラマランド)およびアニメ映画化(配給大映)がなされている。 本作はエロチックコメディ作品で、一人暮らしの予備校生・地下中六郎のもとに女子高生・間宮悠乃が突然やってきて「処女いりませんか?」と驚きの交渉をする‥‥そこから大学受験、結婚、スケベ金持ち一族の間宮家との騒動といったドタバタ展開とコメディタッチで描かれるエッチなエピソードがいり混じって展開されていく。 本作はかつて少女漫画のフィールドで活躍していた弓月が、はじめて手がける男性向け作品となる。これは本人が特に転向を意向していたわけではなく、「出来た作品が男性向けになった」「担当編集者がヤンジャン誌に移籍した」という偶然が重なったためだと言われている。