こんなオヤジになりたい
なんといってもドウェイン・ジョンソンの存在感2016年、最も稼いだ俳優としても世間を騒がせているドウェイン・ジョンソンが主演。ワイルドスピードシリーズではムキムキの警察官役として人気を得たが、この作品では若干筋肉パツパツアピールは控え(それでも十分ムキムキだが)、消防士として人助けに奔走する場面と、若い子供を持つ普通の父親としての場面を上手く演じ分けている。ドウェインはいまだに現役プロレスラーとしても密かに活躍しており、その端整な顔立ちと、196cmの巨体からは想像できないような軽やかな身のこなしが魅力である。その演技力も底知れず、この作品の前半に、家族写真を見て昔を思い出し、自然と笑みがこぼれるが、その後すぐ、その娘の1人を水の事故で亡くしてしまったことが記憶の中で蘇り、笑顔から一転して悲しい表情に変わる場面がある。繊細な演技ができるところが、「味」のある俳優として人気を博している所以である。脇...この感想を読む
4.04.0
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