地球防衛家のヒトビトのあらすじ・作品解説
地球防衛家のヒトビトは、２００２年に朝日新聞夕刊上で連載を開始した、しりあがり寿による４コマ漫画である。 トーサン、カーサン、ムスメ、ムスコからなる家族が、地球の平和を保つため、日常の中で奮闘する姿を描く。彼らのトレードマークは首に巻いたマフラーにブーツやグローブ、まさにヒーローそのものだが、特に超能力を持つわけでもなく、普段はテレビや新聞のニュース、近所の出来事に応じて、それとなく働きかけるのである。しかし、新聞上の連載と言うだけあって、タイムリーな話題を扱うことが多く、時に深刻な話題を読者に考えさせるものもある。たとえば、２０１１年、東日本大震災の後には、一家が被災地へボランティア活動に行く回が続いた。 ２００２年から２００６年までの連載をまとめた３巻の単行本が、２００７年までに朝日新聞社より発売されている。 また、東日本大震災や福島原発事故を扱った回の作品は、２０１１年発売の単行本『あの日からのマンガ』にも収録されており、第１５回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した。
