葵 徳川三代のあらすじ・作品解説
「葵 徳川三代」は、2000年1月9日から2000年12月17日に、NHKで放送されたテレビドラマで、第39作目の大河ドラマにあたる。 本作品は、江戸幕府を樹立した徳川家康・秀忠・家光の3代の治世を描いたもので、家康役を津川雅彦、秀忠役を西田敏行、家光役を山田孝之が演じている。毎回、冒頭に徳川光圀役の中村梅雀が登場して、徳川家の過去を解説するという形式で物語が進行するようになっており、他の一般的な大河ドラマとは一風変わったスタイルの進行形式となっている。 ドラマの内容としては、最初に、天下分け目の決戦となった関ヶ原の戦いにおいて、江守徹演じる石田三成軍との戦いの過程が描かれ、その後は、小川真由美演じる淀殿・尾上菊之助演じる豊臣秀頼に対する家康の仕打ちを通して、豊臣政権の消滅過程が描かれることとなる。そして、後半は、樹木希林演じる春日局・岩下志麻演じるお江等を巻き込んだ家光の養育過程と、それらを通した徳川幕府の基盤成立過程が描かれている。