秋の一族のあらすじ・作品解説
『秋の一族』は、1994年10月15日~1994年10月29日まで、NHKにおいて土曜ドラマ枠で放送されていた、全3回のテレビドラマである。 脚本の山田太一は、芸術選奨文部大臣賞・第2回向田邦子賞・ 第1回山本周五郎賞・第14回日本アカデミー賞最優秀脚本賞などを受賞する、人気ドラマを多数担当している脚本家である。このドラマの制作においては、「アメリカ映画の正義の味みたいなものをちょっと書けないかな」という考えのもと脚本を執筆したと回想している。 原田知世演じる妊婦(江崎美保)が電車内で男に転ばされたことから、大鶴義丹演じる夫(江崎哲也)がその男に対して激昂し、暴力事件を起こしてしまう事をきっかけに、それに対応するため、ばらばらになっていた家族が結束を取り戻すというストーリーである。 主演は、原田知世演じる美保の父・江崎史郎を緒形拳が演じ、その他の出演者には、岸惠子・藤岡琢也・平田満・川原和久・野村昭子などが出演している。 また2003年には、この作品の全話を収録したDVDが発売されている。