服部半蔵 影の軍団のあらすじ・作品解説
「服部半蔵 影の軍団」は、1980年4月1日から9月27日かけてKTV系列で放映された実写時代劇のテレビドラマで、2006年にはDVD化もされている。 本作は徳川家の3代目将軍家光の死後に、服部と甲賀、2つの勢力に別れて対立することになった、時の忍者達の戦いを中心に描いた物語であり、主人公となる服部半蔵の役を千葉真一が演じている。 劇中に登場する忍者達のアクションは、主演の千葉と彼の率いていたジャパンアクションクラブが担当しており、制作監督の工藤栄一による斬新なアイディアと豪快な演出も相まって、非常に見応えのある「新感覚時代劇」として評価されることとなり、放映当時は社会現象となるほどの人気を誇っていた。 好評の結果、本作「服部半蔵 影の軍団」に続いて、翌年の1981年以降も続編の制作が行われる。1985年までに第1作目と合わせて全5シリーズが放映され、いずれも千葉真一が主演を務めた。各シリーズごとに時代や設定などが異なっているが、影の軍団の闘争と生き様を描くという物語のベースは終始一貫されている。