デカ 黒川鈴木の評価
デカ 黒川鈴木についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
デカ 黒川鈴木の感想
異色の原作をアレンジした刑事ドラマ
原作は東京創元社刊行の連作短編滝田務雄が東京創元社から刊行したデビュー短編集「田舎の刑事の趣味とお仕事」のドラマ化です。翻訳推理小説の老舗であり、日本人作品にかけてはガチガチの本格推理に力を入れている同社らしく、また、タイトルから想像がつくように、かなり異色の警察小説で、ドラマもそれを生かすべく工夫をしています。深夜ドラマとしてももややイレギュラーな45分枠で、1話の正味が30分弱になっています。なお、製作開始時点では第二短編集「田舎の刑事の闘病記」(文庫版では「「田舎の刑事の趣味とお仕事」と改題しています)が既に刊行されているのですが、なぜかこちらは完全に無視されており、第1短編集から6話が取り上げられたあとは7話分がオリジル脚本で続きます。何らかの混乱があったように見受けられます。ワンクール番組なのにレギュラーの田中圭が途中降板したのもダブルブッキングだった模様で、主演の板尾創路は著書「板...この感想を読む