true tears[トゥルーティアーズ]の評価
true tears[トゥルーティアーズ]についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にアニメを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
true tears[トゥルーティアーズ]の感想
実写ドラマに負けないストーリー性
多くを言葉で語らず映像で表す作品true tearsはセリフで言いたいことをはっきり表現しない上質な作品だ。イエス、ノーをはっきりキャラクターが口にする作品は、視聴者にピンポイントでメッセージを伝えやすい。笑えたり、癒されたり、萌えたりする作品は、作品のメッセージが明確だ。そのかわり、提示したメッセージ以上のことは何も伝えられなくなるのが難点である。true tearsはキャラクターの言葉では語らず、表情芝居や、仕草で感情を表現しようとする。例えば嫉妬していることを言葉だけで「むかつく」などと言わせてしまえば、絵なんて適当でも視聴者には伝わるが、true tearsは睨みを利かすだとか、アングルを変えて影を作るだとか、一見わかりにくい表現方法で演出している。だがこのアニメではそれが非常に効果的だった。登場人物達の複雑な三角関係や、好きなのか嫌いなのかよくわからない恋愛感情が映像だけで表現されていると、視聴者は制作者...この感想を読む