必要のない人のあらすじ・作品解説
必要のない人は、1998年10月7日から12月23日にかけてNHKのNHK水曜シリーズ枠で放送された日本のテレビドラマである。原作・脚本は内館牧子、出演は森光子、風間杜夫、里見浩太朗ほか。主題歌を小田和正が歌った。 リストラに遭い「不必要人物」の烙印を押された格好の男が立ち直るきっかけを掴むまでを、あるミステリアスな人物を軸に周辺の人々の日常の心模様を織り交ぜて描いたコメディタッチのホームドラマである。 森光子演じる田村かほるは銀座で『銀次郎』という老舗の蕎麦屋を経営している。ある日閉店間際の店になぞの男(里見浩太朗)が食べにやってくる。彼に一目惚れするかほる。別の日素性を聞くと男はジョーカー野村という名でピアノ弾きをやっているという。一方かほるの甥で政治記者の大野彰(風間杜夫)は、関連会社のカルチャースクールへの出向を命じられる。だがその事実を家族に言い出せない。 なおアイドルグループ『嵐』の松本潤が大野家の息子として出演している。