同窓会のあらすじ・作品解説
同窓会は、NTV系列にて1993/10/20~1993/12/22まで放送されたテレビドラマで、主人公・安藤七月を斉藤由貴が演じた。 今作品は、同性愛やバイセクシャルをテーマにしているため、セリフ回しや同性愛描写が赤裸々に描かれ、登場人物たちが複雑に絡むメロドラマ風の設定や伏線、サブストーリーが注目された。 高校卒業から10年の月日が経った頃、恩師の上京をきっかけに同窓会が開かれることになるのだが、集まったメンバーはそれぞれに悩みを抱えていた。 七月は安藤風馬と結婚し家庭を築いていたが、ある時、夫の定期入れに男性の写真が収められているのを見て不思議に感じていた。風馬は同性愛者で高校の頃、七月の恋人・中孝介に思いを寄せていたのである。 その事実を知った七月は自暴自棄となり、夜の新宿二丁目で見知らぬ男性・嵐に身を任せてしまう。嵐はバイセクシャルの少年で風馬とも肉体関係を持っており、高校時代の同級生・丹野唯子の弟でもあった。 やがて七月は、新宿で関係を持った嵐の子を宿していたことを知る。