エトロフ遥かなりのあらすじ・作品解説
「エトロフ遥かなり」は1993年8月8日から11日にかけてNHKBSで放送されたテレビドラマである。地上波では11月13日から4日にかけて土曜ドラマ枠で放送された。 原作は佐々木譲著「エトロフ発緊急電」である。佐々木譲の第二次世界大戦三部作の一つである。 スパイとそれを取り巻く人々を描いた歴史サスペンスアクションである。 日米開戦直前、アメリカ海軍情報部は日本海軍の動向を探るためスパイを日本に潜入させる。永澤俊矢演じるケニー斉藤はスペイン戦線に義勇軍として加わった日系二世である。一方エトロフ島には父がロシア船員である沢口靖子演じる岡谷ゆきがいた。5年前島から家出も同然で飛び出したゆきは、恋人と別れ仕事にもあぶれて故郷に戻ってきた。斎藤は日本海軍が真珠湾奇襲作戦を立て、その集結地がエトロフ島であるという情報を手にし、エトロフ島に潜入する。そこでゆきは斎藤と出会い、スパイであるとは知らずに恋に落ちる。 NHKからDVD4枚セットが発売されている。