純ちゃんの応援歌のあらすじ・作品解説
純ちゃんの応援歌は、NHKの朝の連続ドラマとして1988/10/03～1989/04/01に放送され、主人公・小野純子を山口智子が演じた。 朝の連続ドラマとしては第41作目となる作品であり、純子が戦後の激動を経て、阪神甲子園球場近くの旅館の女将になり「球児の母」と呼ばれるまでを描いており、作・原作・脚本を布勢博一が担当した。 昭和22年（1947年）、純子をはじめとする小野家は、父親が復員することを和歌山県・美山村で心待ちにしていた。戦中末期、米軍の都市部への攻撃が激化したことから疎開していたのである。 ある日、美山村にGHQを名乗るジョージ北側と速水秀平が現れる。ジョージは興園寺林業の土地をだまし取ろうと画策する詐欺師で、秀平はそのことを知らずに通訳として協力していたのである。地元と小野家の機転と説得によりジョージは改心し村を去り、秀平は興園寺家で働くことになった。 その後、小野家が待ちわびていた父・洋一郎が満州から帰国するのだが、その傍らには現地で母親に捨てられたという少年・雄太がいた。
