探偵物語のあらすじ・作品解説
「探偵物語」は、1979年9月18日から1980年4月1日にかけて、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマで、全27話から構成されている。 主役の松田優作演じる私立探偵の工藤俊作が、様々な事件を捜査していく様を描いたドラマで、伝説の俳優である松田優作・中期の代表作である。 本作において、松田は、前番組にあたる『大都会』シリーズで確立されたハードアクション路線の踏襲をよしとせず、コミカル・アクション路線を前面に押し出すこととし、コミカルな演技に挑戦をしている。 放送初期の視聴率は20%前後という高い水準で推移していたが、中盤以降は10%台前半にまで大きく数字を落とすこととなったので、一時はマイナー作品として見られていたこともあるが、松田の死後は、彼の代表的作品としての評価が高まり、本作品に影響を受けたドラマも多い。 主役の松田優作の他に、敏腕の女弁護士・相木マサ子役に倍賞美津子、工藤に付きまとう服部刑事役に成田三樹夫などが出演している。
