事件のあらすじ・作品解説
事件は、1978年にNHK総合の「ドラマ人間模様」枠で放送された日本のテレビドラマである。 原作は大岡昇平の同名タイトル推理小説。NHKではシリーズ化されて、このドラマ以後もいくつかの作品か放送されたが、大岡昇平の小説を原作としたドラマはこの作品のみで、他は主人公の菊池弁護士のみを使ったオリジナルの作品であった。脚本は中島丈博である。 また、この原作小説は松竹製作・配給で映画化もされており、その映画は日本アカデミー賞の作品賞や監督賞など多くの賞を受賞している。 主人公は若山富三郎演じる弁護士の菊地大三郎である。菊池弁護士が、丹波義隆演じる19歳の工員・上田宏が同棲相手の姉であるスナックのママを刺殺した事件の弁護を担当する中、明らかになっていく複雑な人間関係の事実を描いた法廷ドラマである。 被害者の坂井ハツ子はいしだあゆみが演じ、容疑者・宏と同棲していたハツ子の妹・ヨシ子を大竹しのぶが演じた。 この作品はDVDが全2枚セットで販売されている。
