新選組のあらすじ・作品解説
新選組を描いた内容のテレビドラマというと、２００４年以降は大河ドラマ「新撰組！」の印象があるが、それ以前のテレビドラマといえば今回紹介する「新選組」である。 これは１９７３年４月５日から９月２７日までフジテレビ系列で放映されていた、全１９話の連続テレビ時代劇であり、毎週木曜日２０時から２０時５５分の時間で放映され、近藤勇役に鶴田浩二、土方歳三役に栗塚旭、沖田総司役に有川博、桂小五郎役に菅原文太などのキャストを揃え、ナレーターは森光子が務めた。 物語は、第１話「芹沢鴨嗣す豪雨止まず」にて芹沢鴨暗殺を描き、池田屋襲撃、油小路の変などを経て、第１９話「鳥羽伏見の戦い（後）」にて、壮絶な鳥羽伏見の戦いを描いている。 「燃えよ剣」などの作品と比較すると、それまでは土方歳三を中心に描かれるものが多かったが、結束信二がオリジナルの脚本を書いたこの作品では近藤勇を主人公として描いていることが見どころの１つである。
