こんな男でよかったらのあらすじ・作品解説
こんな男でよかったらは、読売テレビの制作で毎週月曜日に日本テレビ系列で放送された日本のテレビドラマである。 脚本は、紫綬褒章や勲四等旭日小綬賞などを受賞している小説家で脚本家の早坂暁。早坂は、このドラマを主演した渥美清とはプライベートで一緒に旅行に行くなど親交が深かった。 この作品は、渥美清演じる天涯孤独な中年男の主人公・余七五郎が、幻のふるさとと母を求めてのどかな城下町にやってきたから巻き起こる騒動を描いた人情喜劇である。七五郎は、自称流行作詞家と名乗り、マキシコートにハイヒールという特徴的な服装に加えて、ちりちり頭で縁無し眼鏡という特徴的な身なりの男で、性格は図々しい。 フォークシンガーの高石ともやが始めてドラマの音楽を担当した作品で、高石が自らバンジョーを弾きながらナレーションを行ったことが話題となった。 このドラマの企画には、主演の渥美清の代名詞とも言われる作品である「男はつらいよ」の監督の山田洋次も関わっていた。
