アイアンキングのあらすじ・作品解説
アイアンキングは1972年10月8日から1973年4月8日まで放送された特撮番組である。 本作は特撮作品の「おやくそく」を打ち破るために様々な試みを行っている。敵である不知火一族の組織内の権力闘争に破れた反体制派がいることや、主人公が変身するのではなくその相棒を主人公にしたこと、多くの人を守るために一人の命が失われることはやむを得ないとする主人公の姿など異色を放つ作品である。しかし当時は特撮作品は一つの山場を迎えており類似作品との差別化を図った結果であった。 アイアンキングは水をエネルギーとしており活動時間は1分である。類似作品と比べ活動時間を短くした結果、一回の放送で二回登場させることや敵への止めを主人公に任せることでヒーローの見せ場を増やすことや視聴者へ主人公に対する親近感を湧かせることに成功している。 本作がテレビ埼玉で再放送された際、最終回一話前で打ち切った結果、「洗脳されて街を破壊して終わる」という終わらせ方になってしまった。そのため街を破壊して終わるという都市伝説が広まっていた。