恋歌のあらすじ・作品解説
”恋歌”は１９６９年７月８日から９月３０日に放送された連続ドラマである。毎日放送の毎週火曜日２２時からの”テレビ映画”と称する番組の一時間枠で放送され、全１３回で終了した。また”テレビ映画”としての他の作品に瀬戸内寂聴原作小説の”妻と女の間”などの作品がある。 ”恋歌”の原作は大人の恋がテーマの五木寛之の小説で、ドラマを執筆した脚本家は映画監督としても知られている新藤兼人が、演出は同じく映画監督である吉村公三郎が担当した。また、新藤兼人と吉村公三郎は後に”鬼平犯科帳”でもコンビとなり、ドラマ制作に貢献した。 本作のあらすじは容姿の美しい女性インタビュアーによる自動車事故をきっかけに出会った男性との恋模様を描いたメロドラマで、映画”君の名は”や”忘れ得ぬ慕情”で知られている岸恵子が主人公の美人インタビュアーを演じ、他には芦田伸介や加藤治子、田村正和の弟である田村亮などの実力派俳優をそろえての作品となった。
