仮面の女のあらすじ・作品解説
仮面の女は、1962年12月7日~1963年5月31日の間、FNN系列のKTVで放送されたドラマである。放送は、毎週金曜日の21時45分~22時05分の20分間、全26回の放送であった。 美しくなりたいという、女性の永遠の願いをテーマに、現代の魔術といわれる「美容整形」に取り憑かれ、美貌を手にした女。しかし、彼女が皮肉な運命を辿ってゆくという姿をリアルに描きドラマにした作品である。 主な出演は、元宝塚月組娘役の朝丘雪路、草創期のテレビドラマで時代劇から現代劇まで、幅広く活躍した夏目俊二、他、鶴見丈二、船木洋一、北上弥太郎、夏川かほるなどである。 脚本は、ホームドラマのコメディを得意とし、特に70年代の石立鉄男出演の「石立ドラマ」ではそのほどんどを、メイン脚本家として活躍した松木ひろしが手がけた。1961年に独立してからは、テアトル・エコーにも脚本を提供している。 主題歌には、「積み木くずし」や「コメットさん」などで知られる、中村八大が手がけている。