風林火山のあらすじ/作品解説

風林火山のあらすじ・作品解説

2007年1月7日から12月16日まで、全50話で放送された大河ドラマの第46作である。原作は井上靖の同名小説で、脚本は大森寿美、音楽を千住明が担当した。主演は内野聖陽で、甲斐の武田信玄の軍師として活躍した山本勘助を演じた。 信玄の軍旗にも記されている風林火山の句「疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」はオープニングで毎回内野の朗読がなされ、視聴者に強く印象付けられた。当時の大河ドラマはホームドラマ的要素が多くなる傾向であったが、風林火山は一変して無骨な男臭い作りであった。その中で上杉謙信にGACKTが配役されたことは大きな波紋を呼んだものである。 ストーリーは孤高にして天才的な兵法家、勘助が信玄に出会うところから始まり、信頼しあう二人が天下取りの夢を賭けて戦国時代を戦い抜くも、北信濃に攻め込んだ際に惜しくも上杉謙信との宿命の対決に敗れる、という物語である。

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