異色のアメコミ映画
まずはドクターマンハッタンこの映画が他のアメコミ映画と違って異色であることの理由の一つとして、ドクターマンハッタンの存在が一番に挙げられる。アメコミというのはほとんど全てと言っても過言ではないほど展開が同じで、まず超人的な能力を持った主人公が現れる。もしくは何かの拍子にさえない主人公が超人的な能力を手にする。そしてそれに対抗するように同じレベルの能力を持った適役が現れて、彼らと対決することになる。なんとか敵を倒してハッピーエンド。そういった展開以外にない。しかし「ウォッチメン」では後半が違うのだ。まず初めに超人的な能力を持った主人公たちが出てくることは他のアメコミと同じだ。厳密に言うとここでも少し違って、ヒーローが超人的な能力を持っているということに関して、それをスクリーンの向こうにアピールするような演出がない。まあ超人的なヒーローが出てくるのは当たり前だよね、といったくらいにしか描写...この感想を読む
4.54.5
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