吉良康介のプロフィール
本名 | 吉良康介 |
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よみがな | きら こうすけ |
年齢(作品時) | 14歳 |
血液型 | AB型 |
身長 | 158cm |
性別 | 男 |
住まい | 東京 |
性格 | 普段の言動は無邪気だが、その本質は一般社会の倫理を平気で無視し、弱肉強食という発想においてしか行動できない病的な性格 |
特徴 | 幼少から父親である吉良義久により児童虐待を受けていたが、父親に自分の意志をぶつけることができずにいた。父親から逃れるために家を飛び出すも金に困ってひったくりをしていたが、次第に行為はエスカレートし、3人の女性を殺害(屍姦描写もある)したところで逮捕された。 |
物語上での目的 | 島には父親の吉良義久と担当弁護士の夏目総一と共に送られた。島でも変わらず暴力を加えてくる父親に怯えていたが、父親への反撃を決意し、BIMで殺してしまう。父親の暴力から解放されたため、これ以降、生き生きとした表情に変わり、殺し合いゲームに積極的に参加し楽しむようになる。 |
声 | 沢城みゆき |
BTOOOM!の他の登場キャラクター
BTOOOM!の感想
『BTOOOM!』が見せる現代社会の精神性 ~『バトルロワイアル』との比較を通じて~
『バトルロワイアル』と本作の関係性『BTOOOM!』を語る上でしばし比較対象とされる作品がある。高見広春著『バトルロワイアル』だ。地下鉄サリン事件、神戸連続児童殺傷事件といったセンセーショナルな事件が連なり、どこか日本社会がぼんやりした不安に包み込まれた世紀末に本著は出版された。のちに映画化もされた本著のもたらした社会的反響は大きく、凄惨な少年事件が起これば、ニュース番組によって半ばスケープゴートかの如く槍玉に挙げられるといった光景も見られるほどであった。ただ、本著が『BTOOOM!』の比較対象とされるのは、このような社会との接続ではなく、本著の作品そのものの構造にある。その構造とは、いわゆる「デスゲーム」である。閉ざされた空間に追い込まれた人間たちが、例外なく参加者として生き残りをかけて殺し合いを行う。一般的に、デスゲームものとされる作品の多くはこういった構造を取ることが多い。そして、『バトルロワ...この感想を読む