パウル・フォン・オーベルシュタインのプロフィール
本名 | パウル・フォン・オーベルシュタイン |
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生年月日 | 帝国暦452年5月5日 |
性別 | 男 |
所属 | 銀河帝国 |
性格 | 冷静かつ冷徹な策略家。絶対的とはいえないまでも確かな忠誠心を示す。 |
特徴 | 長身痩躯。血色が悪く、年齢の割に白髪が多い。また、先天的障害のため両眼に障害があり、光コンピューターを内蔵した義眼をつけている。 |
価値観 | 感情や倫理、人道より目的達成のための効率・能率を優先させるマキャヴェリズムを体現した冷徹・冷酷なキャラクターである。 |
特技 | 水準以上の戦術的才能は有している。 |
物語上での目的 | 劣悪遺伝子排除法を発布したゴールデンバウム王朝を憎み、打倒したいと願っていた。 |
家族 | 独身。ラーベナルトという名の執事夫婦と、ダルマチアン種の老犬 |
異名 | 「ドライアイスの剣」、「正論だけを彫り込んだ永久凍土上の石版」、「劇薬」、「帝国印、絶対零度の剃刀(かみそり)」の異名を持つ。 |
銀河英雄伝説の他の登場キャラクター
銀河英雄伝説の感想
ヤン的奇略とラインハルト的正攻法が結実させた大事業
ヤン的「枠外」の発想がアニメシリーズを走らせた「腐敗した民主主義」か、それとも「高潔な専制政治」か……、貴族社会や衆愚政治の問題点を鋭く描き出しつつ、様々なテーマと人間ドラマを絡ませ、壮大かつ重厚な戦争と日常を記していった「銀河英雄伝説」の素晴らしさは既に様々なところで語られていますが、本稿ではアニメ版に的を絞ってその歴史的な意義を探っていくことにしましょう。アニメ版銀河英雄伝説が始まった1988年当時、既にいくつものロボットアニメはありましたし、大人の渋みが滲むような作品も少なくありませんでしたが、そうした作品において語られているのはせいぜい、「戦闘」の現場であり、その上部ですべてを決裁していく「政治」や「歴史」までじっくり煮詰めた作品となるとほとんどありませんでした。まだあくまでアニメは子供が観るものであり、でなければ一部のマニアが観るもの、という空気は確かに存在していたのです。そ...この感想を読む