西部警察partⅡ - 西部警察 PART-IIの感想

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西部警察 PART-II

4.004.00
映像
5.00
脚本
3.00
キャスト
4.50
音楽
4.00
演出
5.00
感想数
1
観た人
1

西部警察partⅡ

4.04.0
映像
5.0
脚本
3.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
5.0

目次

西部警察とは

その昔、石原裕次郎の石原プロにより制作された、放送当時は知らぬものなしと言っても過言ではない、伝説の刑事ドラマです。
ボス役の石原裕次郎さんを筆頭に、渡哲也さん率いる大門軍団が派手なアクションで活躍します。

「西部劇のような刑事ドラマ」がコンセプトらしいですが、今では考えられない設定とスケールとアクションの連続と制作費はまさに一見の価値あり!
今では地上波放送不可能かもしれないこのドラマを、私なりの切り口で紹介したいと思います。

基本的にドラマの完結は逮捕ではない

刑事ドラマなのですが、あまり逮捕している場面に遭遇しないのが西部警察。ではどうするのかと言いますと…

殴る蹴るもしくは射殺します(笑)

犯人はかなりの確率で射殺されて解決とします。

基本的に殴ったり蹴ったりで物事を解決する大門軍団。本当なら始末書もので、それこそ犯人射殺となれば、現代であれば報道で何言われるかわかったものではないのですが、とにかく犯人は基本的に「殴る蹴る射殺」です。

高確率で犯人の方もピストル持ってますし、時には爆薬を使ってくるので、アメリカ警察のように迎え撃たなければならないのでしょうが、西部署の刑事は銃の携帯許可という手続きはなく、常に銃を携帯しており、抵抗する犯人は基本的に、「殴る蹴る射殺」です。
もちろん殺さないこともあるわけですが、ボコボコに殴る蹴るの暴行を加えます。どっちがヤクザか警察か、途中で分からなくなりそうです。
ちなみに、犯人の呼称は「犯人」「ホシ」ではなく「敵」です。

事件解決のためなら建築物の爆破も厭わない

西部警察の制作費の多くは、爆破スタントに費やされていると思われます。
1回の放送の中でも、かなりの確率で爆破が起こります。車が飛んだり燃えたりするのは珍しくなく、煙突を破壊した回もありました。(ちなみに、1話平均20台くらいの車が破壊されているそうです)
事件解決のためには爆破も厭わないわけですが、つまり犯人もろとも爆破も普通で、時には刑事が爆破に巻き込まれることもありました。
これでも西部署の刑事が懲戒免職になったことはありません。

とにかく警察車両が派手すぎる

ボスである石原裕次郎の愛車が、日産ガゼール。ボンネットにド派手なデザインがあしらわれています。しかもオープンカー。
これが覆面パトカーとして使われることもあるわけですが、目立ちすぎて全然覆面になってません。いや、誰も警察車両とは思わないだろうから、ある意味覆面パトカーなのかもしれませんが、こんなん目立ってしょうがないったら…
他にもスカイラインとかフェアレディZとか、華やかな車種が名を連ねます。
しかも西部署の警察車両は、最先端な設備満載で、追跡レーダーや攻撃装備を備えています。警察車両というよりは戦車、西部劇というよりは、むしろ軍隊に近く、所轄の警察署の装備としてはかなりの設備費が投入されていると思います。一体どんな方法で誰が予算を勝ち取っているのか、かなり気になります。

犯人が死んでも死んでも帰ってくる

西部警察の犯人は高確率で死にます。
しかしながら、犯人役というのが、何度も同じ役者さんが登場します。
勿論まったくの赤の他人の設定なのですが、結構早いローテーションで同じ役者さんが、しかも何度も帰ってきます。
たとえば八名信夫さんあたりがよく登場しました。
犯人だけでなく、刑事役の舘ひろしさんも殉職後に別人の刑事として帰ってきました。

何でも首を突っ込む課「大門軍団」

渡哲也さん率いる捜査課の大門軍団が、毎週事件解決に当たるのですが、一体何の事件を担当している課なのかが分からないくらい、あらゆるジャンルの事件に登場します。

ヤクザの抗争やら、銀行強盗、偽札事件、果てはテロリストまで、捜査課は何でも来い!です。テロリストなんて普通は公安のお仕事だと思うのですが、当然のように大門軍団が登場します。


そんな大門軍団ですが、彼らのデスクには電話以外何もありません…
書類なし、ファイルなし、書籍なし、筆記用具なし。
彼らの任務に「デスクワーク」というものはないようです。
事件がない時に彼らが一体何の仕事をしているのか、腹が立つときにデスクを叩くとか、お昼ごはんを食べること以外にさっぱり想像できません。

つまり西部警察とは…

…こんな破天荒なドラマ、現代では制作不可能、放映不可能でしょう。
西部警察は、ドラマというよりも「実写でアニメーションを作った」という方が近いかも知れません。ライフルを持った強面の刑事が、ヘリコプターに乗って敵を倒すところは、まるでゴルゴ13のようです。

そんなドラマだからこそ、石原裕次郎のファンのみならず、当時の子供心にも面白くて、人気を博したのだと思います。
漫画みたいなキャラクターが、漫画みたいな武器やメカを使って、圧倒的な力で悪者を倒す。ヒーロー漫画そのものです。

なので、西部警察を見るときは、ドラマを見るというよりもアニメーションを見る気持ちで見る方が、より楽しめるのかもしれません。

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