受験勉強を一緒に乗り越えられるアニメ
高校の志望動機
七人のナナというアニメは簡潔に言えば受験アニメです。
しかし、そうそれだけじゃない!
恋、青春、友情、家族すべての人が共感できる感情が満載です。
はい!まず志望校の志望理由みなさんは覚えているでしょうか。
夢への一歩、夢探しの為の通過点、親が進めるから、とりあえず高卒認定がほしいなど
様々な志望理由が存在するわけです。
そう!すべての志望動機に意味があります。
この主人公の奈々にもキラキラした志望動機があります。
恋です。恋。うらやましい。恋で志望動機が選べるなんて素敵すぎる。
後先考えない。今!今この時を生きている奈々です。
人生を左右する高校を恋で決めてしまうのですから。
七人のナナ達との出会いとバックアップ
高校受験が今作品のテーマですが、注目ポイントは七人のナナとの出会いなんじゃないでしょうか。
主人公奈々の志望校は、片思いの相手神近くんが目指す高校ですが
またその高校が超難関校で、奈々一人の頭脳では到底合格する事はできません。
ですが、発明家のじいちゃんが発明したオーブンで奈々とは別の七人のナナと出会います。
七人のナナはそれぞれ奈々の人格そのものです。
泣いたり、笑ったり、のんびりだったり、賢かったり、楽しそうだったり、セクシーだったり、ネガティブだったり、誰にでもある一つ一つの感情が一人の人間として登場します。
そしてナナはいろんな難問をそれぞれのナナの力をかりてクリアしていきます。
難問を突破するごとに、奈々は自分の感情と向き合い自信を持ち、七人のナナ達も自分たちの存在の必要性と、自分は一年後に消えてしまうことに寂しさと虚しさを抱えていきます。
恋、努力、希望、葛藤その先にあるものは
物語は京都の綺麗な街並みを舞台に一年構成で進んでいきます。
それぞれのナナがそれぞれの思いを胸に日々を過ごしていきます。
恋から生まれた目標に向かって、努力した先に希望が見えて、それぞれの葛藤と向き合った結果に生まれた真実。
ラストはとても美しいものでした。
ナナ達の物語に出会ったのは中学生の時、受験を控えていたものの勉強する気も起きず、ぐうたら過ごしていた時でした。
勉強方法も真似したくなる内容で、風邪を引いた時にはアニメに出てきたうどんを食べたくなる私でした。
どんな目標でもいいから、目指すものがはっきりしていれば、自分の意識次第で何とでもなるものだと学んだアニメでした。
自分も奈々みたいに、七人の感情と向き合うことができれば今とは違った人生を歩けたのかな。と桜を見ると思います。
受験を控えている方、受験なんて遠い日の思いで話の方、いろんな感情と向き合いたい方にお勧めしたいアニメです。とても楽しく、ほんわか癒されつつ、やる気がみなぎるお話になってます。
でも、奈々が恋した神近くんがそこまで素敵には思えなかったのは私だけではないはずです。
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