不幸中の幸い
目次
人の未来を悪夢としてみることができる。それっていいの?
悪夢ちゃんは毎晩人の未来をみることができます。ですが、それは悪夢として見えてしまいます。悪夢ちゃんんとってその悪夢は嫌なものだったと思います。未来とは言っても、不吉な未来ばかりで、人が焼け死ぬことや、人が自殺しようとしているところがみえてしまいます。人の最後を悪夢としてみてしまうのだから、それはかなり辛かったと思います。夢は外から来ているという悪魔ちゃんです。そうすると、悪夢ちゃんは人の無意識につながって未来がみえる、ということは人の無意識は外側にあるということになります。それは心が外にあり無意識の影響を受けながら生きているということになります。現実の僕たちはどうでしょうか。無意識、心は外側にあるのでしょうか。それともうちがわでしょうか。それはいつまでたっても誰もわからないと思います。それがわかった時は悪夢ちゃんのような人がいて、すごい科学者がいる時でしょう。人はいつまでたっても夢というものがなんなのか明確にわかる日は来ないかもしれません。
悪夢ちゃんを助ける先生 本当に優しい?
先生は、外側がすてきで、内側はサイコパスのようなひとです。どうしてそんなことをするのかは僕にはわかりません。普通に自分を見せればいいのにとおもいました。悪夢ちゃんはこの先生に助けを求めますが、先生は何もしなかったため、人は死んでしまいました。そんな簡単に人を信じることは難しいと思います。それに人が死ぬということだから信じるのは僕は無理です。人が死ぬということですから、先生は自分のせいではないと言います。ですが、悪夢ちゃんは先生のせいだ、と言います。先生が何もしなかったからといいましたが、僕は悪夢ちゃんが先生を家に連れてきて行けばそこでなんとかなると思いました。
悪夢を研究する人 悪夢ちゃんを助けたい?
おじいちゃんは悪夢ちゃんの悪夢を無くしたいという願いを込めてバクという夢を映し出す機械を作り出しました。おじいちゃんは悪夢ちゃんの悪夢をどうにかしたくて研究し機械を作りました。それはかなりの時間がかかりたいへんなことなのに、本当に悪魔ちゃんのためのものでしょうか。きっと他の目的もあったでしょう。それを悪用しようと思うといくらでもできるでしょう。なぜなら未来をみることができるからです。ただでさえ不吉なのにさらに手を使えば大惨事どころか世界を変えてしまうかもしれません。その機械で悪魔ちゃんが見た夢を見ます。それを見た先生は、どんどん人を助けていきます。先生はそのうちじぶんの裏側を外に出していきました。その裏側はきっとみんなに受け入られたとおもいます。なぜならでないと悪夢ちゃんを助けようとしなかったと思います。おじいちゃんは悪夢ちゃんのお母さんに頼まれて悪夢ちゃんを一人で育てていました。それはお母さんが死んでしまうからです。普通なら死ぬとわかっていて子供を作ろうなんてこと思わないとおもいますが、お母さんには理由があって生むことにしていました。
先生と悪夢ちゃんの夢に出てくるゆめのけ なんのための存在?
ゆめのけは先生の夢で出てくる犬みたいな動物で、悪夢ちゃんのお母さんなんじゃないかと思います。ゆめのけは悪夢ちゃんを助け、先生も助けます。悪夢ちゃんのお母さんは悪夢ちゃんの無意識の中でゆめのけとして悪夢ちゃんを見守っていたのかもしれません。
先生を育てた親ではない大切な人。本当の優しさ
先生は施設で育ちました。先生はお母さんに捨てられてしまった時のことは今でもわすれられないはずですが、その人は強くいきていました。そんなつらいことがあっても人は無意識のうちに育ち影響されて生きます。その施設長は、子供を使って人身売買をおこなっていました。そのことを許せないシスターマリカは施設を殺しました。むかし、先生の小さい頃にはよく絵をかいていました。その絵は施設長をハンマーで殴り殺し、ブランコまで描いてありました。殺した施設長はブランコの下に埋めたのです。先生も昔予知夢を見えていたということになります。そこで埋めたところまで描いてありシスターマリカもびっくりだったでしょう。おそらく絵は普通だったので悪夢ではなくそのままの未来が見えていたのかもしれません。そしてなぜ先生にまで見えていたのかは分かりません。そのあとシスターマリカは自殺しようとしましたが、それも先生がくいとめル事ができました。その時悪夢ちゃんのお母さんのともだちに未来をみせられました。その未来はあなたはいないとゆわれ、病気にかかりさっしたようです。友達に向かってそこまではっきり言わなくてもいいじゃないかというぐらいはっきり言っていました。その時こどもを生むと決心していたようです。先生は無意識のうちに先生になる方向に進んでいたのかもしれませんがそれは本当にそうとはいいきれません。そして悪夢ちゃんと先生が引き合うように二人が会うということになっていました。人の未来は生まれた時から必ず決まっているのかもしれません。それとも周りの無意識から影響を受けながらその方向が決まってくるのかもしれません。今そばにいる友達や大切な人は必然的似合うことになっているのかもしれません。シスターカリマも施設長もその運命はいったい誰に影響されて人身売買や殺しということになってしまったのかもしれません。
自分が思ったこと
先生は裏側サイコパスだが、その裏にはすごい優しさがあり、人を助ける力を持っています。実際に何人もの人が先生に助けられています悪夢ちゃんもその一人でなんどもなんども先生に助けられています。そういった人の裏のその裏側は皆優しいものなんではないかと思います。ただそれを出すことは難しくおそらく誰でもできることではないでしょう。人が人を嫌ったり好んだりするのは裏側を無意識のうちに引き出したりもどしたりしています。ですが、なぜ人は裏側を自分の意志で引き出したり戻したりできないのでしょうか。それは、人の無意識が関係あるとおもいます。人の無意識に影響されて怒りや悲しみ嬉しさがでてしまう時、それ自体が裏側なのかもしれません。そうするに、先生は最初はわかっていなかった裏側の裏側を自分で引き出したり戻すことのできる力のようなものを手に入れるというより見つけ出すことができた人になったと思います。悪夢ちゃんは人の不吉な未来を悪夢としてみることができます。それは、人の最後であり、助けることもできれば、ほったらかしにすることもできます。悪夢ちゃんはその人を助けたいと思ってはいたけど自分には無理と思い、先生に助けを求めるしかないと判断したと思います。そこで先生を信じることは簡単なことではありません。そこで、ゆめのけが味方だと言って先生を信じます。おそらく悪夢ちゃんにとってゆめのけは特別であり、信じることができる無意識の中のたった一匹の友達であり仲間である存在だと思います。先生は夢がすきで、夢のことに詳しいですが、それも無意識に影響を受けて悪夢ちゃんを助けるヒントをくれていたのかもしれません。悪夢ちゃんは不幸かもしれませんが、その中にも幸せなことはあって、未来を見た人を助けた時はすごい幸せそうでした。自分も人の役に立ててよかったと、悪夢でも未来が見えてよかったと思えたと思います。人は、不幸でもたのしく生きることができるということがわかりました。人とはなんのためにこの世界に生まれ無意識をつくってしまったのでしょうか。それはいつかわかるかもしれないし、昔はわかっていたかもしれません。
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